エギング 5月と検索しているあなたは、ちょうど今が春イカ狙いに最適なタイミングであることをご存じでしょうか。
春から初夏にかけては、産卵を意識した親イカが接岸する時期であり、特に5月は気温と水温のバランスが絶妙で、釣果が期待しやすいシーズンです。大型の春イカを狙えるチャンスが広がるこの季節、エギングの楽しみは一層深まります。
しかし一方で、春イカは繊細で警戒心が強く、釣るためには適切な時間帯や場所、エギの選び方やアクションなど、さまざまなポイントを押さえる必要があります。5月のエギングで成果を上げるには、基礎知識と実践的なテクニックの両方が求められるのです。
この記事では、5月に春イカを狙う際の有効な釣り方、ポイント選び、エギのカラーやサイズ、水温の目安などを具体的に紹介していきます。初心者の方にも分かりやすく解説しますので、ぜひ最後までチェックして、次の釣行に役立ててください。
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春イカが釣れる5月のベストタイミングとその理由
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効果的なポイントの見極め方と狙うべき場所
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状況に応じたエギのサイズ・カラーの選び方
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時間帯や水温など釣果に影響する条件の理解
5月のエギングは春イカ狙いが熱い
春イカの時期と釣れるタイミング
春イカが釣れる時期は、おおよそ4月中旬から6月上旬にかけてとされています。中でも5月は気温と水温のバランスが整い、最も釣果が期待できる時期です。これは、産卵を意識した親イカが浅場へと接岸するためです。
この時期に釣行する場合は、満潮前後や朝夕のマズメ時を狙うとより効果的です。特に朝まずめはイカの活性が高く、捕食行動が活発になるタイミングと重なるため、アタリが多くなりやすい傾向があります。
ただし、気象条件や潮の動きによって状況は大きく変わるため、事前に潮見表を確認することや、現地での情報収集も重要です。
春イカが釣れるおすすめの場所
春イカを狙うなら、地形や潮通しの良さがカギとなります。実績のあるポイントとしては、漁港の外向き堤防、磯場、またはサーフなどが挙げられます。
特に堤防先端やテトラ帯のような、潮が効きやすくベイトが集まりやすい場所は春イカが回遊しやすい環境です。また、海藻が多く残るエリアは産卵に適しているため、大型の個体が接岸する可能性も高まります。
私であれば、事前にGoogleマップや釣り場紹介サイトなどを活用して地形を確認し、なるべく人が少ないポイントを選ぶことで、より安定した釣果を狙います。
春イカエギングにおすすめのエギ
春イカ狙いには、大型の親イカに対応できる3.5号から4.0号のエギが推奨されます。特に、ゆっくりとフォールするタイプのエギは、警戒心の強い春イカにも効果的です。
形状としてはスリムタイプのボディが好まれる傾向にありますが、潮流が強い場所では沈下スピードの早いモデルに切り替える柔軟さも求められます。例えば、デュエルやヤマシタのエギ王シリーズは多くのエギンガーから支持されており、季節ごとに適したカラーや沈下速度のバリエーションも豊富です。
また、スレたイカにはリアル系のナチュラルカラーより、あえてアピールの強いカラーを選ぶことで反応が変わることもあります。
春イカに適した水温の目安
春イカが活発に動き始める水温の目安は、おおよそ16℃から20℃前後です。これは産卵に適した水温と重なるため、親イカが接岸する絶好のタイミングといえます。
このとき、急激な水温の上昇や下降があるとイカの活性が下がることがあり、安定した水温が続いていることが釣果に直結します。そのため、海水温の変化をリアルタイムでチェックできるアプリやWebサイトを活用することも大切です。
一方、20℃を超えるとイカの産卵行動が終盤を迎え、警戒心が強くなったり深場へ移動してしまうこともあるため、5月中旬から下旬のタイミングを逃さず釣行することがポイントです。
春イカ攻略のエギカラーとは?
エギのカラーは、その日の天候や水質に応じて使い分ける必要があります。晴天で澄み潮の場合はナチュラル系(アジ、イワシカラーなど)が有効ですが、曇天や濁り潮の際にはピンクやオレンジといったアピール系のカラーが効果を発揮します。
また、夜間や朝夕のローライト時には、紫系や夜光タイプのエギが視認性を高め、イカに気付かれやすくなります。このような理由から、複数のカラーを持参して状況に応じてローテーションするのが理想的です。
おそらく一つのカラーだけではイカの反応を継続して得ることは難しいため、同じ場所でも色を変えることでヒット率が上がるケースは珍しくありません。
春イカが釣れる時間帯のポイント
春イカを釣るうえで時間帯の選定は非常に重要です。基本的には朝まずめと夕まずめの時間帯が有利とされており、これはイカの捕食活動が活発になるためです。
とくに朝まずめは、夜間に接岸していたイカがまだ浅場に残っていることが多く、比較的短時間で釣果を得られることがあります。一方、夕まずめは日中の高水温によりイカが活性化しやすい時間帯で、日没直前にアタリが集中することも少なくありません。
夜釣りをする場合は、常夜灯のある漁港周辺が狙い目になります。常夜灯の明かりに集まるベイトを狙ってイカも集まりやすいため、場所とタイミングが合えば大型の春イカがヒットすることもあります。
いずれにしても、釣行の際は気象条件や潮の動きを確認し、時間帯に応じた戦略を立てることが成功の鍵となります。
エギング5月に釣れない原因とは
春イカが釣れない理由を解説
多くのエギングファンが5月になると春イカを狙って釣行に出かけます。しかし、思ったように釣果が上がらず悩んでいる方も少なくありません。春イカが釣れない理由の一つとして、水温の不安定さが挙げられます。
5月は春と初夏の境目にあたり、日中と朝晩の水温差が大きくなる時期です。イカは水温の変化に敏感で、急な水温の低下があると深場に移動してしまい、釣れる確率が下がります。
また、産卵期に入った個体が多くなるため、警戒心が高まっていることも影響します。このような時期は、ただエギを投げるだけでは反応してくれません。エギの動かし方、ポイント選び、時間帯など、あらゆる要素を意識して釣りを組み立てることが重要です。
つまり、釣れないと感じるのは自然条件の変化とイカの生態によるものであり、それを理解した上で戦略を練ることが釣果への近道となります。
エギング初心者が陥るミスとは?
エギングを始めたばかりの方が春イカ釣りで苦戦するのには、いくつかの共通した理由があります。最も多いのは、シャクリのタイミングや強さが合っていないことです。
イカは非常に繊細な生き物で、違和感を感じるとすぐに逃げてしまいます。初心者の方はエギを大きく動かしすぎたり、逆に動かさなさすぎたりと、適切なアクションができていないケースが多く見られます。
また、ポイントの選定もミスのひとつです。春イカは特に藻場や岩礁地帯などの障害物の多い場所を好む傾向があるため、こうした場所を見極めてキャストすることが求められます。
さらに、時間帯の選択も重要です。朝マズメや夕マズメのような光量の変化するタイミングは活性が上がりやすいため、狙い目とされています。
これらを踏まえると、エギング初心者が釣果を上げるには、基本を押さえたうえで状況に応じた対応力を身につけることが必要です。
春の海の変化と対策方法
春の海は冬に比べて水温が上昇し始め、生き物の動きも活発になってきます。しかし一方で、海流や風の影響を受けやすく、天候の変化が激しいことも特徴です。
このため、せっかく釣行に出かけても、波や風の強さで思ったように釣りができないことも多くあります。こうした時期には、釣行前に天気予報だけでなく、風向きや潮の流れも事前に調べておくことが欠かせません。
また、春はプランクトンの発生が多く、それに伴いベイトフィッシュの群れも増えるため、イカの居場所も変化しやすいです。海の色が濁っているような場所はプランクトンが多く、イカが好んで集まる可能性があります。
こうして春の海の変化を把握したうえで、釣り場の選定や釣行時間を調整することで、より効率よく春イカを狙うことができます。
天候と潮回りの見極め方
エギングで安定した釣果を出すためには、天候と潮回りの見極めが非常に重要です。特に5月の春イカシーズンは気圧の変化が大きく、晴天でも急に風が強まったり、急な雨が降ることがあります。
イカはこのような気象変化に敏感に反応します。例えば、低気圧が接近しているときや、気圧が下がる前後は活性が高くなる傾向があります。また、満潮から下げ潮にかけての時間帯も、イカが活発に捕食するタイミングです。
さらに、潮の動きが緩やかなときよりも、流れが効いているときのほうがイカの反応がよくなります。そのため、潮見表を活用して潮の流れや干満をチェックし、釣行のタイミングを合わせるとよいでしょう。
このように、天候と潮の関係を理解することができれば、無駄な釣行を減らし、効率的に春イカを狙うことが可能となります。
エギの選び方と使い分け方
エギの選定は、春イカエギングにおいて釣果を大きく左右するポイントです。春は産卵を意識した大型の個体が多く、エギのサイズやカラー選びが釣果に直結します。
まず、サイズについてですが、3.5号や4.0号の大きめサイズが一般的に効果的とされています。理由として、春イカは体力があり、大きなエサを好む傾向があるためです。
カラー選びも重要な要素です。晴天時にはナチュラルカラーやクリア系、曇天や濁りがある場合には派手なカラーや夜光系が効果的です。こうした選び方に加え、1日を通してこまめにエギを変更する柔軟さも求められます。
さらに、ポイントによっては底を狙うか、中層を探るかといった使い分けも必要です。シンカー付きのエギを使用して底をしっかり取るか、軽めのエギで中層をじっくり探るかなど、状況に応じた判断が必要です。
このように、春イカの動きや状況を読み取り、適切なエギを選び使い分けることで、釣果を大きく伸ばすことが可能になります。
エギング5月の総まとめ!釣果アップのための15ポイント
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春イカは5月が最も釣果を狙いやすい時期
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産卵を意識した親イカが浅場に接岸する
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朝まずめと夕まずめが特に狙い目
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地形と潮通しの良い場所が好ポイント
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海藻が多いエリアには大型の個体が寄りやすい
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3.5号〜4.0号のエギが春イカには有効
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ゆっくりフォールするタイプのエギが効果的
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水温は16〜20℃が最適とされている
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急激な水温変化は釣果を下げる要因になる
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晴天時はナチュラル系、曇天時はアピール系のカラーを使い分ける
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カラーをローテーションして反応を探る必要がある
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常夜灯周辺は夜間釣行での有望ポイント
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潮見表と天候チェックは必須の準備である
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シャクリの強弱やタイミングが釣果を左右する
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初心者はポイント選びと時間帯のミスに注意する