ジギングを始めたいけれど、どんなタックルを選べば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ジギングタックルは、釣りのスタイルやターゲットによって適切なアイテムを選ぶことが重要です。ロッドやリール、ラインといった基本的な装備はもちろん、海の状況に合わせた最適なセットアップを揃えることで、釣果を大きく左右します。
本記事では、初心者にも分かりやすいジギングタックルの選び方や、おすすめのアイテムを詳しく解説していきます。オフショアジギングやショアジギングに適したタックルの特徴や選び方も紹介しているので、あなたの釣りスタイルに合ったジギングタックルがきっと見つかるでしょう。
これからジギングを始める方も、さらに釣果を伸ばしたい方も、ぜひ参考にしてみてください。
- ジギングタックルの基本的な選び方と重要ポイント
- オフショアとショアジギングに適したタックルの違い
- スピニングリールとベイトリールの特徴と使い方
- リーダーやジグなどサポートアイテムの選び方と準備
ジギング タックルの選び方と種類
ジギングタックル おすすめアイテム
ジギングタックルの選び方は、釣りのスタイルやターゲットに合わせたアイテムを揃えることが大切です。まず、ジギングで必須のアイテムとして「ロッド」「リール」「ライン」の3つを選ぶ際のポイントを押さえておきましょう。
ロッドは、ジグの操作性や海の状況に合わせて適したものを選ぶ必要があります。初心者におすすめなのは、6フィート前後で軽量なロッドです。これにより、長時間の釣りでも疲れにくく、ジグをスムーズに操作できます。選ぶ際には、ジグの重さに対応したモデルを選ぶと幅広い釣り方に対応できます。
次に、リールの選定も重要です。ジギング用リールはスピニングリールとベイトリールの2種類があり、それぞれに特徴があります。初心者には操作がシンプルなスピニングリールがおすすめです。また、青物などの引きが強い魚に対応するため、ドラグ力が高く、PEラインをしっかり巻ける大型リールを選びましょう。
ラインは、PEラインを基本とし、狙う魚種や釣り場の深さに応じて号数を選びます。例えば、PE3号から4号が一般的ですが、水深やターゲットによって異なるため、船宿の推奨ライン号数を参考にすると安心です。PEラインは伸びが少なく、魚の動きをしっかり捉えられるため、ジギングには欠かせません。
さらに、サポートアイテムとしてショックリーダーやアシストフックも準備しておくと便利です。リーダーは根ズレ対策や魚の引きに耐えるため、フロロカーボン素材の40〜60ポンド程度を用意するのが一般的です。また、アシストフックは大物狙いに欠かせないフックで、フックの大きさと種類をジグに合わせて選びましょう。
オフショア ジギングタックル おすすめ製品
オフショアジギングタックルでは、特に耐久性や操作性が重視されるため、製品選びが釣果に大きく影響します。ここでは、オフショアジギングに最適なロッド、リール、ラインについてそれぞれ具体的なポイントを解説します。
まず、オフショアジギングロッドは、深海での釣りや引きが強い青物に対応するため、6〜6.5フィートの長さが推奨されます。おすすめの製品には、高い耐久性を持ち、ジグの操作がしやすい「ダイワ ソルティガシリーズ」や「シマノ オシアジガー」などが挙げられます。これらのロッドは剛性が高く、強い魚とのやり取りにおいても信頼性が抜群です。
リールについては、スピニングリールとベイトリールのいずれかを選ぶと良いでしょう。スピニングリールでは「シマノ ストラディックSW」や「ダイワ BGシリーズ」が人気です。これらはドラグ性能が高く、耐久性もあるため、大物狙いのオフショアジギングに適しています。ベイトリールでは「シマノ グラップラー」や「ダイワ キャタリナ」などもおすすめです。これらの製品は、巻き取り力と耐久性に優れており、深海の大型魚に挑む際も安心して使用できます。
ラインは、オフショア用に耐摩耗性と強度の高い8本編みのPEラインが最適です。PEラインは水中での抵抗が少なく、深場でもジグの動きをしっかり伝えられるため、ジギングに最適です。おすすめの製品には、「よつあみ G-soulスーパージグマンX8」などがあり、ラインの色分けがあるので水深も把握しやすく、初心者でも安心です。
これらの製品を揃えることで、オフショアジギングの幅広いシチュエーションに対応できます。
スピニングリールの特徴
スピニングリールは、初心者から経験者まで幅広い釣り人に支持されているリールタイプで、ジギングにおいてもその使いやすさが大きな魅力です。特に青物のような大型魚とのファイトでの操作性に優れており、ドラグ性能の高さが引きの強い魚に対して大きな武器となります。
スピニングリールの特徴として、まず「扱いやすさ」が挙げられます。構造上、糸がスムーズに放出されるため、キャストや落とし込みが簡単で、ライントラブルが比較的少なく、初心者でも扱いやすいリールです。これにより、キャストして広範囲を探りやすく、さまざまなジグ操作にも対応できるため、さまざまな海域や状況に柔軟に対応できます。
もうひとつの特徴は、「高いドラグ性能」です。スピニングリールは高負荷に耐えられるものが多く、強い引きに対してもスムーズにドラグが効くため、青物や大型魚とのやり取りで安定したラインテンションを維持できます。これにより、魚の引きに合わせてリールを調整する必要が少なく、初めての大物狙いでも安心してファイトを楽しめます。
ただし、スピニングリールにはいくつか注意点もあります。スピニングリールは構造が複雑なため、ベイトリールに比べるとメンテナンスがやや難しい側面があります。砂や塩分の影響を受けやすいため、釣行後はしっかりと洗浄・乾燥を行い、長期的なパフォーマンスを保つようにしましょう。また、大型のスピニングリールは比較的重さがあるため、長時間のジギングでは疲労を感じることもあります。軽量なものを選ぶか、腕の疲労軽減策も取り入れると快適に使用できます。
ショアジギングでの使用方法
ショアジギングは、岸からジグをキャストし、青物などを狙う人気の釣りスタイルです。海へ向かってジグを投げ込み、リールの巻き方やロッドのアクションでジグに動きを与え、魚を誘う釣り方となります。ショアジギングでのジギングタックルは、オフショアでの使用とは異なるため、岸からのキャストに最適なアイテムを選ぶ必要があります。
ショアジギングでのタックル選びにおいて、ロッドは長めのものが基本です。一般的に9〜11フィートのロッドを使用することで、キャストの飛距離が出しやすくなり、広範囲のポイントを探ることが可能です。また、長めのロッドを使用するとジグの操作もしやすく、浅場から深場まで効率的に魚を探ることができます。
次に、リールはPEラインをしっかり巻ける大口径のスピニングリールが適しています。一般的には4000〜5000番台のリールが使いやすく、ジグの操作性や回収スピードに優れているため、素早くアクションをつける際にも快適です。また、青物の強い引きにも耐えられるドラグ性能を持つリールを選ぶと安心です。
ジグの操作方法もショアジギングにおいては重要です。基本的なアクションは「ワンピッチジャーク」と呼ばれる方法で、リールを1回転させるごとにロッドを1回しゃくり、ジグに動きを与えます。この動作を繰り返すことで、ジグが水中で不規則な動きを見せ、青物などが興味を持ちやすくなります。また、フォール（落ちる動き）を取り入れることで、食いつきやすい間を作ることが可能です。
一方で、ショアジギングは長時間のキャストとしゃくりが必要なため、体力の消耗が大きく、初心者には少しハードルが高い部分もあります。特にジグの操作に慣れるまでは、軽めのジグやロッドを使用し、負担を軽減しながら練習すると良いでしょう。
ライトジギング タックルの選び方
ライトジギングは比較的軽いタックルで行えるため、初心者でも扱いやすく、様々な魚種を狙うことができる釣りスタイルです。タックルを選ぶ際は、使いやすさと対象魚に合わせた装備を意識すると良いでしょう。
まず、ライトジギングに適したロッドの長さは6フィートから6.6フィート程度が推奨されています。この長さはキャストや操作がしやすく、長時間の釣りでも疲れにくい特徴があります。初心者の方には、比較的軽量なロッドを選ぶことで操作性が上がり、効率よく釣りを楽しむことができるでしょう。また、使用するジグの重さに合わせてロッドを選ぶことも重要です。ライトジギングでは40〜150グラム程度のジグがよく使われるため、対応できるウェイトの範囲を確認しておきましょう。
次に、リールは小型から中型のスピニングリールやベイトリールが適しています。一般的には3000〜4000番のスピニングリール、または200番台のベイトリールが扱いやすく、長時間の釣りでも手が疲れにくいです。また、PEライン1号から1.5号が200〜300メートル巻けるリールを選ぶと、必要なライン量を確保でき、ジグを思い通りに操作できます。ハイギアやエクストラハイギアのモデルを選べば、魚を素早く巻き上げることができ、根掛かりリスクも軽減されます。
ラインはPEライン1.0号から1.5号が基本です。軽量タックルでのライトジギングは、水深40〜100メートルの範囲で行うことが多く、PEラインの伸びの少なさが、魚の細かい動きやアタリを伝えてくれるため効果的です。また、魚種や釣り場の状況に合わせて、リーダーには擦れに強いフロロカーボン素材を選び、20ポンド〜40ポンド程度を2〜3ヒロ（3〜4.5メートル）結束しておくと安心です。
このように、ライトジギングのタックルは全体的に軽量であることがポイントです。使いやすいタックルを選ぶことで、初心者でも手軽に釣りの楽しさを味わえるでしょう。
ベイトリールのメリット
ジギングタックルにおいてベイトリールを選ぶメリットは、巻き取り力の高さと繊細な操作がしやすい点にあります。特にオフショアジギングでの青物や根魚狙いでは、その操作性が重宝される理由の一つです。
まず、ベイトリールは「パワフルな巻き取り」が特徴です。スピニングリールと比較して、ギア構造が直接的であるため、重いジグを動かす時や強い引きがある魚とのファイトでも、効率よくパワーを伝えることができます。ジギングでは頻繁にジグをしゃくり上げたり、巻いたりするため、この巻き取り力が高いベイトリールは負担が少なく、大物とのやり取りでも安定して操作できるメリットがあります。
また、ベイトリールは「底取りやフォールの感覚がつかみやすい」のも特徴です。ジギングではジグが水底に着いたかどうかを把握する「底取り」が重要な操作の一つであり、着底した際の振動を敏感に感じ取ることが求められます。ベイトリールはラインの放出をサミングでコントロールしやすく、着底の感覚もつかみやすいので、初心者でも精度の高い底取りが可能です。さらに、ベイトリールはラインを垂直に落とせるため、深場や強い潮流でもジグが狙ったポイントに到達しやすくなります。
ただし、ベイトリールには注意点もあります。スピニングリールと比べてやや操作が難しいため、キャスト時にラインが絡む「バックラッシュ」が発生しやすいことが挙げられます。特に初心者の方は、最初はやや扱いづらく感じるかもしれませんが、慣れれば高い操作性を発揮するため、ジギングのテクニック向上にもつながります。
ベイトリールのメリットを活かすことで、ジギングの幅が広がり、魚のアタリを感じながら釣りの楽しさを満喫できるでしょう。
ジギング タックルに必要な道具とセットアップ
道具一式の準備方法
ジギングに必要な道具一式を揃えることで、釣行中のトラブルを防ぎ、スムーズに釣りを楽しめます。基本的なジギング道具には、「ロッド」「リール」「ライン」「リーダー」「ジグ」が必要で、さらに役立つサポートアイテムもいくつか準備すると良いでしょう。
まず、ロッドとリールは、釣り方や対象魚に合わせたスペックのものを選ぶ必要があります。特に、ジグの重さやターゲットとなる魚のサイズに合わせ、適切な強度と長さを持ったロッドを選びましょう。リールはスピニングリールまたはベイトリールから選び、PEラインを多く巻けるものが推奨されます。
ラインには、伸びが少なく水中での感度が高いPEラインを使うのが一般的です。号数は対象魚によって選びますが、3〜4号がよく使われ、巻き量も200〜300メートルを確保しておくと安心です。ラインの先端に結ぶリーダーは、根ズレを防ぐために耐摩耗性の高いフロロカーボン素材が適しています。リーダーの太さは釣り場やターゲットに応じて20〜50ポンドのものを準備すると良いでしょう。
次に、ジグは釣り場や魚の活性に合わせた重さや形状を複数用意することが重要です。浅場では軽め、深場や潮の速い場所では重めのジグが適しており、基本ウェイトのジグとその前後の重さのものを数種類持ち込むと対応力が高まります。
また、ジギングに役立つサポートアイテムも準備しておきましょう。スプリットリングプライヤーは、ジグ交換やフックの取り付けに必須のツールで、フックが魚から外れにくくなる工夫ができます。さらに、ライフジャケット、偏光グラス、帽子、グローブなどの装備も揃えることで、安全性と快適さが向上します。
以上の道具一式を準備することで、様々な状況に対応できるジギングタックルが完成します。道具が整っていれば、釣行中も安心して釣りに集中できるでしょう。
ジギングタックル 何本持っていくべきか
ジギングタックルを何本持っていくかは、釣行の目的や対象魚、釣り場の条件に左右されます。一般的に、ジギングでは2〜3本のタックルを持ち込むと様々な状況に対応でき、釣果も向上しやすいです。
1本目は、メインで使用するスタンダードなタックルを準備します。これは、よく使うジグの重さに合わせたロッドで、6フィート前後の中型クラスを選ぶと、幅広いシチュエーションに対応できます。このメインタックルがしっかりしていれば、基本的なジギングは問題なく行えます。
2本目は、予備や異なる状況に対応するためのタックルです。例えば、潮の速い場所や深場では重めのジグを使用するため、強度の高いタックルが必要です。また、浅場や潮が緩い場所では軽めのジグに適したライトタックルを用意することで、状況に応じた柔軟な対応が可能になります。
3本目として、特に青物や大型魚を狙う場合には、専用の強力なタックルを追加で持ち込むと良いでしょう。これにより、突然の大物ヒットにも慌てることなく対応できます。強度が求められるタックルは、PEライン3号以上に対応し、ジグウェイトが250グラム程度までのロッドが適しています。
ただし、複数のタックルを持ち込む際には、持ち運びや管理が大変になることもあります。そのため、状況や釣りの目的に合わせて、必要なタックルだけを選定することが大切です。トラブル対策と釣りの幅を広げるため、予備のタックルを揃えることは有効ですが、釣行内容に応じて最適なタックル本数を決めましょう。
おすすめのリーダーやラインの選び方
ジギングでのリーダーやライン選びは、釣果や釣りの快適さに大きく影響します。まず、メインラインとして使用されるのはPEラインです。PEラインは、伸びが少なく、高い強度を持ちながら細いのが特徴です。これにより、水中での感度が高く、魚の細かな動きやアタリを捉えやすくなります。おすすめの太さとしては、狙う魚種や釣り場の状況に応じて選びますが、一般的な青物ジギングではPEライン3号から4号が多く用いられます。初心者の方には、まず3号程度の太さから始めると、様々なシチュエーションに対応しやすくなります。
リーダーには、耐摩耗性が高いフロロカーボン素材を使用するのが基本です。PEラインは切れやすい性質があるため、リーダーで保護することで根ズレや障害物との接触による切断を防げます。リーダーの太さは、PEラインの号数に合わせて、一般的にその4倍程度のポンド数（例：PE3号なら12号相当）を目安にするとバランスが取れます。さらに、リーダーの長さは約2〜3ヒロ（3〜4.5メートル）程度が推奨され、釣り場の地形や魚種によって調整が必要です。
なお、リーダーとPEラインの結束方法も重要で、強度を保ちながらしっかり結べる「FGノット」や「PRノット」が推奨されています。これらの結び方は少し練習が必要ですが、結束部分が強力になるため、大物狙いでも安心です。適切なリーダーとラインを選び、しっかりと結束することで、トラブルを減らし、安定した釣果を狙えるでしょう。
タックルと合わせて用意したいジグの種類
ジギングでの釣果を左右する重要な要素の一つが、使用するジグの選択です。ジグには様々な種類があり、形状や重さによってアクションや魚の反応が変わります。そのため、釣り場やターゲットに合わせたジグを複数用意しておくと便利です。
まず、代表的なジグの種類として「セミロングジグ」と「ロングジグ」があります。セミロングジグは、バランスが良く、シャクリやすいため、青物や底物を狙う際に多く使用されます。ジグの長さがほどよく、初めての方でも扱いやすい点が魅力です。一方、ロングジグは細長い形状で、タチウオなどの細長い魚や回遊魚に効果的です。潮流が速いポイントや深場に向いているため、深場での釣行を考えている場合は用意しておくと良いでしょう。
次に、ジグの重さについてもポイントです。基本的に、釣り場の水深に合わせた重さを選び、標準となる重さに加えて、その前後の重さのジグを持参することが推奨されます。例えば、推奨が120グラムなら、100グラムと150グラムも準備しておくと、潮流の速さや水深によって最適な重さを調整できます。状況に応じて重さを変更することで、ジグがしっかり沈む、またはフォールしやすくなり、狙ったレンジを確実に探ることができます。
また、ジグのカラー選びも重要です。水中の光の当たり具合や潮の色によって魚の反応が変わるため、シルバーやブルー、ピンクなどの色を取り揃えておくと効果的です。シルバーは晴天時や透明度が高い水中で目立ちやすく、ピンクやグローは曇天や濁りのある水中でアピール力が高まります。
ジグの種類や重さ、カラーを揃えておくことで、様々な海況に対応でき、釣果の幅も広がるでしょう。
初心者向けの基本的なタックルセット
ジギング初心者には、基本的なタックルセットを揃えることが重要です。初めての方が使いやすく、かつ汎用性が高いタックルを選ぶと、さまざまな状況に対応でき、釣りの楽しさも増します。ここでは、初心者に最適なロッド、リール、ライン、ジグについて説明します。
まず、ロッドは6フィート前後の長さで、柔軟性と強度を兼ね備えたものがおすすめです。この長さは、ジグの操作性が良く、魚の引きにも対応しやすいため、初心者が最も扱いやすいサイズと言えます。また、ロッドの「パワー」は「M（ミディアム）」や「MH（ミディアムヘビー）」のものが良いでしょう。これにより、青物や中型魚まで幅広く対応でき、釣りの幅が広がります。
リールは、スピニングリールの4000番から5000番クラスが使いやすく、初心者にはおすすめです。スピニングリールは操作がシンプルで、ライントラブルが少なく、初めての方でも安心して使えます。また、ジギング専用リールであれば耐久性も高く、長時間の釣りでもトラブルが起きにくい特徴があります。予算に余裕があれば、ドラグ性能の高いモデルを選ぶと、強い引きにも対応しやすくなります。
ラインには、伸びが少なく感度の高いPEライン1.5号から2号を使用しましょう。これにより、ジグの動きや魚のアタリが手元にしっかり伝わり、初心者でもヒットの瞬間が分かりやすくなります。リーダーとしては、耐摩耗性が高いフロロカーボンラインの20〜30ポンドを2〜3ヒロ（3〜4.5メートル）ほど結束しておくと、根ズレによる切断リスクが軽減できます。
ジグは、60〜120グラム程度の重さを基準に用意しておくと良いでしょう。基本的には、水深に応じた重さで調整しますが、初心者の方にはまず120グラム前後のジグをメインにするのがおすすめです。カラーは、シルバー系とピンク系の2種類を揃えておくと、状況に応じて使い分けがしやすくなります。
この基本的なタックルセットを揃えることで、初心者でも気軽にジギングを楽しむことができ、釣果のチャンスも高まるでしょう。
地域やターゲットに応じたタックルの選び方
ジギングタックルは、地域や狙うターゲットによって適切な装備を選ぶことが大切です。海域の水深や潮流、ターゲットとなる魚種によってタックルの特性が異なるため、それに合わせた選択が釣果に大きく影響します。
例えば、浅場が多い地域やタチウオ、シーバスなど小〜中型の魚を狙う場合は、比較的軽めのタックルが適しています。この場合、ロッドはライトジギング用の6.5〜7フィート前後、リールは3000〜4000番クラスのスピニングリールが扱いやすく、細かいアタリも感じ取りやすいでしょう。ラインはPE1〜1.5号、リーダーにはフロロカーボン20ポンド程度が推奨されます。
一方で、近海の青物やブリ、カンパチなどの中型〜大型魚をターゲットにする場合は、強度と操作性が求められます。ロッドは6フィート前後のジギングロッド、リールは4000〜5000番のスピニングリールまたは中型のベイトリールを選びましょう。このクラスのタックルは、PE3号程度のラインに対応できるため、強い引きの魚にも十分対応できます。
また、遠征ジギングや水深が深く潮流が強いエリアでは、さらに強力なタックルが必要です。特に、10kg以上のカンパチやヒラマサを狙う場合は、ロッドはパワーのある6フィート以下、リールは6000番台以上で、高耐久なドラグ性能があるものを選ぶと安心です。PEライン4号や5号にフロロカーボン50ポンド以上のリーダーを組み合わせることで、大物とのファイトに備えることができます。
このように、地域やターゲットに応じたタックルを選ぶことで、釣りの安全性や快適性が向上し、より高い釣果が期待できます。
ジギング タックル まとめ
- ジギングタックルは「ロッド」「リール」「ライン」の選定が重要
- ロッドは6フィート前後の軽量なものが初心者におすすめ
- ロッドはジグの重さに適したモデルを選ぶべき
- リールはスピニングリールとベイトリールがあり、初心者にはスピニングリールが使いやすい
- 大型魚にはドラグ力の高いスピニングリールが適している
- ラインはPEラインが基本で、号数は釣り場の深さや対象魚に合わせて選ぶ
- オフショアジギングには耐久性と操作性のあるタックルが重要
- オフショア用ロッドは6〜6.5フィートが推奨され、剛性が高い製品が良い
- オフショアのスピニングリールは耐久性とドラグ性能が求められる
- スピニングリールは扱いやすく、青物とのファイトに向いている
- ショアジギングでは9〜11フィートのロッドで遠投を狙う
- ライトジギングは軽量タックルで様々な魚種が狙える
- ベイトリールは巻き取り力が高く、底取りやフォール感覚がつかみやすい
- リーダーには耐摩耗性のフロロカーボンを使用するのが基本
- ジグは形状や重さを状況に合わせて選ぶと釣果が上がる